国立大学法人静岡大学(以下、静岡大学)と ビタミン C60バイオリサーチ株式会社( 以下、 VC60社 は 、約5年の 共同研究 の結果、 静岡大学発の植物成長因子を世界で初めて化粧品原料として製品化 することに成功しました(製品名:レピスタⓇ )。
レピスタⓇは、 9月28日~ 30日、インテックス大阪で開催される化粧品開発展のVC60社ブースおよび 出展社による製品・技術 セミナー( 9月28日 14時30分~)で展示・ 発表します。※静岡大学プレスリリースより。
睡眠不足でケチになる?
睡眠不足は「他人を助けたい」という気持ちを削ぎ、寄付金の額にさえ影響を与えるという。米国カリフォルニア大学の研究。
睡眠不足の時は、困っている人を助けるかどうかを決めない方がよいかもしれない。睡眠が足りないと、脳の向社会的認知ネットワークの活動が低下する可能性が示された。
朝たくさん食べるとダイエットが容易になる?
1日の食事の大部分を早い時間に食べても遅い時間に食べても、身体がカロリーを代謝する方法には影響しないようだ、という英国アバディーン大学からの研究報告。とはいえ、朝に最大の食事をするとその日の遅い時間の空腹感が減るようであり、現実世界におけるダイエットを容易にするかもしれないという。
人工甘味料が腸内細菌を乱すと判明、健康に悪影響の恐れも
ダイエットをうたう炭酸飲料を飲んで、砂糖に付き物のうしろめたさやカロリーを気にせずに甘さを堪能する。その快感は多くの人が経験したことがあるだろう。しかし、新たな研究によると、人工甘味料はかつて考えられていたほど無害ではなく、それどころか糖尿病や体重増加のリスクを高めるかもしれない。
科学者らは以前より、人工甘味料と人間の糖尿病との関連を疑ってきたが、これまでは実験用のマウスでしか証拠は示されていなかった。今回、イスラエルの科学者たちが、同様の試験を人間で行ったところ、人工甘味料は人間の腸にすむ細菌の働きを妨げるのみならず、食後に血糖値を下げにくくする可能性があることがわかった。血中にブドウ糖が長く留まるほど、糖尿病、心血管疾患、慢性腎臓病のリスクは高くなる。論文は2022年8月19日付けで学術誌「Cell」に発表された。
赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学
-寝た子を起こさずベッドに下ろすには?-
「もっと早く教えといてよ!」
と言われかねない内容ですが…
黒田公美チームリーダーらは2013年、親が赤ちゃんを運ぶとおとなしくなる「輸送反応[1]」をマウスとヒトにおいて発見しました。しかしこの研究では、運ぶ時間が約20秒間と短く、かつ運ぶのをやめると赤ちゃんは再び泣き出すという課題がありました。
今回、国際共同研究グループは、赤ちゃんが泣いているとき、母親が抱っこして5分間連続で歩くと、泣きやむだけでなく、約半数の赤ちゃんが寝付くことを発見しました。また、親の腕の中で眠った赤ちゃんをベッドに置くとき、赤ちゃんが目覚めやすいのは親から体が離れるタイミングであり、ベッドに置いた後一部の赤ちゃんは起きてしまいますが、眠り始めから座って5~8分間待ってからベッドに置くことで、赤ちゃんが起きにくくなることが分かりました。