生物的に考えると、男(オス)とは切ない生き物のような気がします。
交尾の後に食べられてしまう昆虫もいれば、アンコウのようにメスの身体に食いついた状態で「同化」してしまう種類もいます。
「血の繋がり」と考えると、実質「母子関係」だけが直接の「血の繋がり」になります。
また、子供の身体の100%は母体から作られます。
要するに男(オス)は遺伝子のみの提供です。
しかも物凄い数の精子から、卵と受精できるのは原則1匹。
並々ならぬ競争の果てに散りゆく精子が多いのですが、これがまたデリケートなところもあります。
男性の場合、ストレスに弱い傾向があるようです。
不妊外来などで「活動率」を調べる訳ですが、50%を超えていた活動率が、数日の残業が続いたことによって20%を切ることもよく見られます。
また、タイミング法で治療されている方の場合、カレンダーについた◯印によって、詰め寄られているような気持ちになったりします。
そんなことで?
と思われるかもしれませんが、それが現実です。
また、精子は6ヶ月という長い時間をかけて作られると言われています。
また、生まれくる子供の健康には、男性の運動習慣が影響するという研究結果も出ています。
そんなことを今一度確認しあっていただき、夫婦ともに地ならしをして意思を同じ方向へ向けてもらえれば良いのかと思います。