学生時代、1番にはなれず。3番手4番手が定位置だった自分は、一般的に見たら日本の学生トップクラスのアスリートではあったわけです。
そんな頃からすれば、「マスターズに参加する」というのは、
「何を歳をとってからも、こんなことをしなきゃならんのだ」
そう思っていました。
まぁ、仕方ないですね。
この上ないくらい練習させられたし、練習したし。
でも、歳をとってから、いざ参加してみると90超える大先輩もいれば、中高時代に憧れた陸上雑誌に写真付きで出てくる元有名選手がいたり、60から陸上始めたとかという方々もいる。
そして、その中にいることの心地よさがまたたまらないのです。
まさに、年齢を超えて好きなことをやっている同士が集まるわけです。今ある自分のベストパフォーマンスを求めて、お互いを鼓舞します。
歳を超えて仲間と繋がり、フィールドで談笑する。
まさにマスターズの醍醐味です。参加して良かったことはこれにつきます。付け加えれば、運動する動機づけになるということですね。
そして困り事ではありますが、マスターズに参加してから特に感じることがあります。
「当日を無事に迎えられることの難しさ」
前日朝までなんともなかった膝や腰が夜になって痛み出したとか、ちょっと血圧やお腹の調子が悪くなったとか、結構あります。
試合最中でも転んで膝や肩などを悪くする人もいます。私のように首を悪くして長く苦しむ人もいます。
それを考えると、若い頃のコンディションの調整はかなり楽だったのだと感じます。余程アクシデントがなければ、動けなくなるということはありませんしね。
コレはジュニアでもエリートでもマスターズでも同じですが、ケガとの背中合わせ。特にマスターズでは寿命に影響するケガが潜んでいるということで、これが悪かったことでもあります。
これから運動しようかと思ったりする方もいるかもしれませんが、できる限りケガを回避する方法を伝授しますので、ご相談ください。