不妊治療を開始する前に、まず考えてほしいことがありますので、今一度確認してみてください。
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なぜ子供が欲しいのですか?
これは一番大切なことですが、考えたことありますか?
子供を作ることが人の営みとして当たり前のことだから?
それだけですか?
本当にそうですか?
世間体?
親御さんからの希望?
人は何かの為に生まれてくるといいます。だから子供の居ない人生でも、居ないからこそできる何かが有る訳です。
今一度、自問自答だけでなく、ご夫婦の共通話題として考えてみてください。
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区切りは決めていますか?
タイミング法だけならまだしも、人工授精や体外受精と階段を上がっていくと、莫大な金額がかかります。
体外受精で全て1回で成功の場合、安いところを探しても40万はかかります。何度もチャレンジすると高級外車が何台も買えるくらいの金額です。
まぁ、お金のことだけなら稼げばいい。問題ない。
パートナーの方やご家族がが忘れてしまうことで一番問題なのは、女性側の負担なのです。
採卵や移植に至るまでのホルモン補充、毎日の節制、通院への仕事のやりくりや時間の負担。更には家事など計り知れないほどのストレスがかかります。
そして、無事に授かったとしても、妊娠してからが長いのです。
出産して走り回る子供を追いかけたりの育児する体力がありますか?
夜な夜な3時間ごとに起きて授乳できますか?
夜泣きばかりでも大丈夫ですか?
体力が持ちますか?
パートナーが思ったような育児や家事に参加してくれなくても、それに対してイラつかない、あるいはしっかりと教育することができますか?
そう考えると、ある程度の年齢も考えなければならず、いつまでも続けるわけにもいきません。
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子供のいる・いない生涯設計作っていますか?
区切りをいつまでにするか?ということにも関係しますが、
「子供がいる生涯設計」と
「子供がいない2人だけの生涯設計」は、
いつどうであれ、次の段階へスムースに移行する為には必要だと思います。
「今は不妊治療に全力で取り組むから」余計なお世話だ!
と言われるかも知れませんが、ライフプランは大切だと思います。今まで、多くの方々と携わってきたが故、皆さんにお尋ねしている限りです。
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子供とのご縁は魂のつながり。
とくに宗教的な話というわけではありませんが、スピリチュアルな話に近い部分かも知れません。
今、あなたが(あなた方が)置かれた位置は、基本的に横の繋がりでしょう。例外としては、親子関係。これは縦のつながりと言えます。よって、これからご縁がつなげようとしているお子さんは子孫。いわゆる下に続く縦のつながりです。
なれば、あなたは上のつながりである先祖を敬っていますか?
ご先祖に対しての問題はありませんか?
お互いの親御さんとの関係はどうですか?
「江戸っ子三代」とか「祟るも三代」などいろいろな話の中で「三代」という言葉が出ることがあります。私の解釈では、諸々のことに関して「影響」というのは三代続くからではないかと考えます。
例えばあなたが親から虐待を受けていた場合、知らずのうちに自分の子供へも同じことをやっているというケースは多々あります。本人が気づいてないことも多いです。
例えばあなたの親が親戚との仲が悪い場合、いつの間にかあなたが親戚だけでなく周りと疎遠になる方向を選ぶようになります。
では、どうするべきか?
気付いたら、気づいた人から直せばいい。「気付く」ことがまず第一歩。そして絡まったつながりは、一度解いて結び直せばいい。それがあなたを見た子供が気付いて、その行動を真似ます。
そうなれば、縦の線自体の絡まりも自然と直されるでしょう。それで子供の子供、あなたからすると孫へは、伝わらなくなります。
まず最初の整理事項、ご理解いただけましたでしょうか。
では、ここからまた不妊へのお話を始めます。
その前に…
空を見上げてください。
星は誰の上にも輝いています。
ただ、空を見上げて星を見る余裕があるのかないのか。ただそれだけの違いです。
そして貴方のアンテナを広げて周囲を感じてください。
もしかすると雲の上から、落ちてくる雨粒の陰から、あるいは輝く星の一つから、タイミングを見計らうために貴方を見つめる気配を感じるかもしれません。
そう感じるのなら、どうぞ安心して当センターへお越しください。
お待ちしています。