酸化ストレス、抗酸化力、抗酸化力を高めるには

人体は酸素を利用してエネルギーを作りだしています。しかし、酸素を利用すると同時に活性酸素が体内に生じているわけです。
その生じた活性酸素が人体の細胞を傷つけます。シワ・しみなどを含めての老化、がん、脂質異常症や動脈硬化、糖尿病等の生活習慣病の原因ともなっています。

活性酸素は年齢とともに増えるといわれていますが、活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。
その活性酸素によって酸化を抑えることを、「抗酸化」と呼びます。
「酸化」とは、わかりやすく言うと「金属に生じる錆」のことです。よって「抗酸化」とは、体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことになります。錆びさせる正体は活性酸素といいます。
金属の錆は自分では処理できませんが、我々の体では、活性酸素は体内酵素によって分解されます。ただ、活性酸素の生成量が多いと、分解(=無毒化)が間に合わずに細胞は傷を負います。
活性酸素の働きを抑えるのは酵素と抗酸化物質も活性酸素から体を守ります。
体内で生成される活性酸素の主な種類は、「スーパーオキシド」、「一重項酸素」、「ヒドロキシラジカル」。特に「ヒドロキシラジカル」は毒性が高いです。

体内に摂り入れられる抗酸化物質
ビタミンA
ビタミンC
ビタミンE
カロテノイド
ポリフェノール
イオウ化合物
コエンザイムQ10

参考:健康長寿ネット(公益社団法人長寿科学振興財団)
https://www.tyojyu.or.jp/net/index.html

認知症は予防が可能に。「酸化ストレス」が重要な要因だった。

酸化ストレス・抗酸化力を高める方法については、別記事を参照してください。

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学の阿部康二教授のグループは、岐阜大学研究推進・社会連携機構科学研究基盤センター共同研究講座・抗酸化研究部門の犬房春彦特任教授らとの共同研究により、認知症の原因として酸化ストレスが重要なファクターであることを、臨床試験により世界で初めて実証しました。

認知症の原因として酸化ストレスが重要な因子であること、抗酸化配合剤 TwX により認知症が予防できることを世界で初めて実証しました。

今回の「抗酸化配合剤の認知症予防の実現」報告は、アミロイドβやタウタンパク質などの脳のゴミだけでなく、認知症には酸化ストレスの関与が非常に重要であることを世界で初めて臨床試験において実証し、今後の認知症予防薬のさらなる開発につながることが期待されます。

日本語出典:日本の研究.com https://research-er.jp/articles/view/83300

元論文: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/31476161/